「ターザン馬場園」の順位予想

ファミ通Appスターズ。『モンスト』公式のイベントなどにも出演し、“モンストグランプリ”の地方予選では解説も経験。

A ランクは、とくに平均打ち出し速度が 1 秒台と速く、メンバー全員のタイムが近いことを基準に選定しています。安定したショットでメンバー間のブレがないことから、全体的にリズムよく進められるのが特徴で、その要素が強さに影響していると思います。

また、“今池壁ドンズα”、“ᎶᏤ”、“アラブルズ”は前大会でツアーファイナルに出場するほど活躍した実力や実績のあるチームで、“4Sleepers”を含めても、各チームは試合経験が多く、大会慣れをしていてメンタル的にも余裕があります。各チームの戦績データを見ても、勝率はもちろん、全体的に数値も高めでバランスがいいことでも、その強さがわかります。

“アラブルズ”は、今大会での優勝はまだですが、決勝の舞台に 2 回も登場し、そこでも優勝してもおかしくない戦いをしています。会場の雰囲気などを味方にすることで、より強さが発揮できる点もポイントです。

このランクは、メンバーの打ち出し速度がなるべく近いタイムに揃っていることと、ラストバトル優勢率の数値を重視していてます。

たとえば“はなっぷ”はラストバトル優勢率が 38 ％に対して、11 勝 12 敗で勝率は約 48 ％で、ラストバトル優勢率が低いけれど、勝率の数値が高いチーム。つまり、相手にリードされた状態からでも逆転して勝利するチームです。最後までしっかりと自分たちの立ち回りを信じて打ち出し、それで勝負をものにしていると言えます。

“【華】獣神亭一門”は、プロツアーでの戦績は低めですが、過去のモンストグランプリでは何度も逆転勝利をしており、“はなっぷ”のようにベースの力があります。それが試合で噛み合えば、上位が狙えるうえ、全チームで見ても今大会を盛り上げるチームになると思います。

　“Cats”はラストバトル優勢率が 72 ％と高く、勝率も約 57 ％です。このデータを見ても安定して勝てているのがわかります。“らぶましーん”はラストバトル優勢率が 63 ％。プロツアーではまだ勝ち星を上げていませんが、モンストグランプリの戦績も含めて評価しています。

C ランクに挙げたチームは、おもにメンバー間の打ち出し速度で差が見られる傾向のあるチーム。重要な場面やステージによって打ち出し速度は変わりますが、タイムの速い遅い関係なく、そのバラツキが気になります。

各チームがまだ乗り切れていないのが、レギュラーシーズンの獲得ポイント数でもわかります。波に乗って本来の力を発揮できればポイントを稼げる要素は十分にあります。チームによって、先攻時の勝率が高かったり、後攻の勝率がいいなど、それぞれが尖った部分があるので、それらをうまく活かせるかがポイント。

とくに“どんどんススムンガ”は作戦がしっかりとハマれば、 A ランクに挙げたチームと対決しても差を付けて勝てると考えられます。配置にこだわるチームで、一番毛色が違ったチームでそこが武器。最後のフィニッシュまで決まればすごい力が見られそう。

ろくまる◢⁴とAliceWithAce は、ラストバトル優勢率が 25 ％で、相手にリードされていると、そのまま負けるケースが多いようなので、そこを克服できるような活躍に期待したいですね。

“アラブルズ”はバトル Round でも上位の順位になる率が高く、34 勝 25 敗で勝率は約 58 ％。勝ち出すと止まらないといった勢いもある。ベースの力があることは各戦績を見てもわかります。

タイムアタック Round で上位になることは少ないですが、後攻ピックで戦う場面になってもしっかりと勝つことから、状況に応じた戦略ができあがっていると感じます。先攻・後攻別勝率でもどちらも50台後半で高く、先攻や後攻に左右されないのも強みでしょう。