「宮坊」の順位予想

ファミ通Appスターズ。2015年からM4として活躍。“モンストグランプリ”の地方予選では解説も務める。

今大会のレギュラーシーズンで、“ᎶᏤ”は 2 回優勝し、“今池壁ドンズα”と“4Sleepers”は1 回制しています。優勝できるのは、やはり力がある証拠。

強さに加え、総合獲得ポイントを多く稼いでいることで気持ちがラクになり、今後も思い通りにプレイしやすいといえます。戦績データでは、50 戦ほど試合数をこなしているにも関わらず、高い数値を維持しているのも見逃せません。

“今池壁ドンズα”に関しては昨年と比べると現状の順位は違いますが、ここから本領を発揮して観客を魅了するような試合を見せてくれるはず。現状はファイナル出場に向けて想定している順位をキープしている感じがします。

“アラブルズ”はまだ本大会で優勝はありませんが、3 戦中で 2 回も決勝戦にコマを進めるなど、順当な勝ち方をしているチーム。プロツアーの戦い方に慣れているうえ、先攻勝率が 57 ％で後攻勝率が 58 ％とどちらも高いことにも注目。本大会の後半戦からはステージ選択の要素もあるので、どちらでも勝てる力が有利に働くはず。

“Cats”はラストバトル優勢率が72％と高く、物怖じしない精神力の強さを感じます。相手を焦らすようにプレッシャーをかけつつ逃げ切るスタイルで、敵チームが追いかけてきても、自分たちのスタイルを崩さずに勝ち越しているのもポイントです。

“【華】獣神亭一門”と“練習不足。”はタイムアタックの速さがあります。後半戦はステージ選択要素もあり、よりタイムアタックの順位がカギになってくるはず。ただし、先攻勝率では“【華】獣神亭一門”が 40 ％で、“練習不足。”が 46 ％。データからも見てもバトル Round で勝てる試合を落としているイメージがあります。勝てるチームに戻れば、確実に順位を上げられるでしょう。

“どんどんススムンガ”は 17 勝 7 敗で 70 ％の勝率を誇り、その作戦がハマれば強いチーム。これまで力を発揮できていませんが、休みの期間で修正し、後半戦で本領を発揮してくると思います。後半戦ではステージも変わるので期待を込めて選びました。

C ランクで挙げたチームはラストバトル優先率とタイムアタック Round の結果などを基準にしています。

　“ろくまる◢⁴”と“AliceWithAce”のラストバトル優勢率は 25 ％で、“はなっぷ”が 38 ％です。これは途中で大きなミスをしていたり、リカバリーがうまくいっていないと考えられます。なので、最後まで理想としている立ち回りができるかどうかで、順位を上げてくるでしょう。

“はなっぷ”に関しては爆発力があるので、上位チームに勝利する力は十分に持っています。一発逆転もある“ゲージ飛ばし”を独自の編成で狙うスタイルもおもしろいです。その武器は対戦チームからしたらイヤなはず。上位チームを脅かす存在となるチームなので、どのランクに挙げるか最も悩んだチームでもあります。

　“AliceWithAce”は本来の力を出し切れていない感じがします。後攻ピック時の勝率は低くなるのは仕方がないことですが、そこで勝てると気持ちに余裕がでるのではないでしょうか。

“らぶましーん”はラストバトル優先率は63％で高く、 B ランクに入れるか悩みました。あとは勝利ですね。今大会で 1 勝できれば、その状況が大きく変わってくると思います。

“ᎶᏤ”はバトル1優勢率が 66 ％でラストバトル優勢率は 57 ％なので、途中で逆転された状態からラストバトルを戦うケースがあるにも関わらず、勝率が高い。つまり、最終的には再逆転で勝つこともあるってこと。もちろん、リードしている状態でラストバトルに入っても勝っている。そこも注目したいです。

とくに逆転勝ちはツアーファイナルの舞台では勢いもつきますし、ギリギリの戦いでも負けない力があれば自信にもなる。また、“ᎶᏤ”は試合を進めることに成長していくチームなので、これまでより強くなっていくことも見逃せない要素です。